パスポートの写真の規格や大きさは?撮影時の注意点など紹介
パスポート用の写真の規格は、国際基準に基づいて定められています。
パスポートの申請手続きや渡航先での出入国審査をスムーズに行う為にも適正な写真を用意しないといけません。
写真の規格や大きさを間違えると、撮り直しとなり撮影料金がさらに掛かってきます。
パスポート用写真は、どこで撮るのか、規格はどのようになっているのか気になると思います。
そこで今回は
・パスポート用の写真は何処で撮る?
・パスポート用の写真の規格
・スピード写真で撮影する時の注意点
・パスポートの有効期限が切れてしまったらどうすればいい?
・よくある質問
について紹介します。
◆パスポート用の写真は何処で撮る?
パスポート用の写真は、どこで撮ることが出来るのでしょうか。
ここでは、どこでとるのか、撮影場所と撮影方法を紹介します。
・写真館で撮影
・スピード証明写真機を利用
・写真データをコンビニの複合機で印刷
・スマホの写真アプリを利用して撮影、プリントする
写真館で撮影する時は、プロのアドバイスを受けつつ撮影できます。それ以外の場所では、写真サイズや身だしなみなどは、自己責任となるので注意が必要です。
◆パスポート用の写真の規格
パスポート用の写真を用意するにあたり、規格を知っておく必要があります。
1.パスポート用写真の規格について
・申請者本人のみを撮影したもの
・6か月以内に撮影したもの
・正面、無帽(ヘアバンド不可)、無背景であること
・縦45㎜、横35㎜でフチはないもの
・カラー、白黒どちらでもよい
・鮮明である事
・影の無いもの
・顔の縦の長さは写真館の70~80%であること
・背景と人物の境目がはっきりしていること
・眼鏡のレンズに光が反射していないこと
・平常な表情(例えば、口を開き歯が必要以上に見えるものは不可)
・写真が変色やキズ入りは不可
・デジタル写真の場合、写真専用紙などを使用し、画質が適切であること
規格外な写真の場合、パスポート申請が通らない可能性があります。特にパスポートの写真の大きさには注意しましょう。
2.写真のダメな例
・指定の寸法を満たしていない
・顔が横向きや左右に傾いている
・サングラスやマスクを着用しているもの
・ヘアバンドなどで頭部が隠れているもの
・照明の反射で顔面の白色が強いもの
・極端な顔の表情(例えば、口を開き歯が必要以上に見えるもの)
・前髪で目元が隠れているもの
・カラーコンタクトなどで実際の目の色と異なるもの
・写真に汚れや傷があるもの
上記の様な写真を申請の時に提出すると、「撮り直し」の可能性が高くなります。
◆スピード写真で撮影する時の注意点
写真館で撮影する場合は、プロがアドバイスをしてくれるので問題ないですが、スピード写真で撮影する時は注意が必要です。
①身だしなみや表情
特に決まりはないですが、撮影時は出来るだけ清潔感がある身だしなみが良いです。また表情については、
平常時の顔となるべく同じであることが望ましいです。
②服装について
パスポートの写真では、顔の割合が高いので服装は殆ど移ることがないですが、いくつかの注意点があります。
・顔の輪郭を隠さない
目や鼻、口の位置や輪郭が、パスポートのICチップの画像で顔認証をする時に照合されます。
そのため、輪郭が隠れてしまうような「ハイネック」などの服装は避けましょう。
・背景と服の色に注意
背景と色が同じ又は似た色の服は避けましょう。
パスポート用写真の規格には「背景と人物の境目がはっきりしている事」とされています。
背景には、白色やグレー、水色などが多く、この様な色合いの服を避けるようにしましょう。
③髪型について
髪の色や髪形について規定はないですが、撮影時に目など顔のパーツが隠れるような髪型は避けましょう。
ヘアバンドの着用もNGとなっています。
④サイズについて
パスポート用写真の規格のサイズは「縦45㎜×横35㎜のフチなし」となっています。顔の縦の長さは「写真の70~80%」という規定があります。
自分でする場合は
パスポートのサイズ、規定に収まるように、
撮影時には
顔の大きさを調整しましょう。
◆パスポートの有効期限が切れてしまったらどうすればいい?
まずパスポートには有効期限と残存期間があります。
・有効期限:0~19歳は5年、20歳以上は5年もしくは10年の有効期限が設けられています。
・残存期間:有効期限までの残り期間のこと
有効期限が切れていれば、当然ですが渡航することが出来ません。国によっては残存期間が一定以上の日数がないと入国できない場合があります。
◎有効期限が切れてしまった場合の対処は次の通りです。
①有効期限が切れていた場合
「住民票や居所のある都道府県のパスポート申請窓口」で手続きしましょう。
<パスポート発給に必要な書類>
・一般旅行券発給申請書:1通
・戸籍謄本(または戸籍抄本):1通
・パスポート申請用写真:1枚
・本人確認書類原本(マイナンバーや運転免許証は1点、健康保険証や会社の身分証明証などは指定書類の中から2点必要)
※有効期限切れのパスポートも準備しておくとよいでしょう。
②残存期間が残っている場合
パスポートの残存有効期限が「1年未満」になると切り替えができるようになります。その他にも査証欄に余白が無くなった人も切り替え申請の対象となります。
<パスポート切り替えに必要な書類>
・一般旅行券発給申請書:1通
・パスポート申請用写真:1枚
・有効期限内のパスポート
※旅券記載事項が変更になる場合は「戸籍謄本(戸籍抄本でも可)」や「住民票の写し」などが必要です。
パスポートの有効期限と残存有効期間を把握しておくようにしましょう。
◆よくある質問
ここでは、よくある質問を紹介します。
①パスポート用の写真は何枚必要?いつの?
【回答】
写真は「6か月以内に撮影されたものが1枚」必要です。
写真館やスピード写真で撮影した後に数枚の写真が出来ますが、申請の時に念のため、何枚か写真を予備として持って行くことをオススメします。
②なぜパスポートが必要か?
【回答】
日本国民が海外に渡航する場合、パスポートを必ず所持、携帯しなければいけません。
パスポートは世界で通用する身分証明証です。
海外で国籍や身分を証明する唯一の公文書です。海外では様々な場所でパスポートの提示が求められます。
海外旅行のチケット予約や観光のための電子認証システムを利用する時も必要です。
③パスポートのICチップにはどんな情報が入っている?
【回答】
パスポートのICチップには次のような情報が入っています。
・氏名
・生年月日
・国籍
・旅券番号
・申請書に貼られた写真から読み取った「顔画像」
などが記録されています。
引越しなどで住所が変わったり、結婚して苗字が変わった場合は、ICチップのデータの書き換えが必要となります。
◆パスポートの写真はどこでとる、近くの
パスポート用の写真の規格や大きさは先程紹介したように、「縦45㎜×横35㎜のフチなし」で6か月以内のものが必要です。
パスポートの写真はどこでとる?
写真については近くの「スピード写真」が自分で簡単に撮影できるのでおすすめです。
パスポートの有効期限や残存有効期限も紹介しました。有効期限が切れると渡航することが出来なくなるので事前に確認しておきましょう。
これからパスポートを作成しようと考えている方は、今回の記事を参考にしてみて下さい。
今回は、パスポートについて紹介しました。