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アニサキスというのは海にいる寄生虫で、
その幼虫は白い糸のような形状の、
白い虫で、
長さは1.5cmから3cmもあります。
その幼虫はサバ、カツオ、アジ、イワシ、サンマ、サケ、イカ等に寄生しています。(特に生のサバに多くいます)
かつおのたたきを食べて食中毒を起こす人が増えたり、又以前に芸能人がアニサキスによる食中毒になりニュースで取り上げられたりしたので、この名前を1度くらいは聞いた事があるかもしれません。
知恵袋にもアニサキスに関する質問は多く見受けます。
生で魚介類を食べる事に食あたりもあり、
神経質になってしまう人がいるようです。
アニサキスに当たらないようにする対策や予防について考えます。
アニサキスで食中毒、どんな症状が出る?
*胃アニサキス症・・アニサキス症のほぼ99%がこれです。
アニサキスが体内に入り胃の壁に突き刺さる事により3時間位から10時間位後に、吐き気、嘔吐、みぞおち辺りの激痛が起きます。(胃もたれのようなものではありません)
激痛の原因はアニサキスが胃の壁に突き刺ささったからではなく、アニサキスやその分泌液により局所的なアレルギー反応を起こすからなのです。
ですが誰もがアレルギー反応を起こすわけではなく、実はアニサキスが体内に入ってもごく軽い症状か無症状の人が96%くらいなのです。
つまりはアニサキス症になる確率はかなり低いと言えますね。
その激痛なのですが、内視鏡でアニサキスを除去するとすぐに症状は治まります。
一般の食中毒のような下痢の症状はありません。
*腸アニサキス症・・アニサキスが体内に入り十数時間後から数日後に下腹部の激痛、吐き気、嘔吐が生じます。
稀に腸閉塞になってしまったり、腸に穴が空いたりする事もあります。
ただ腸アニサキス症は、本当に稀なようです。
*アニサキスアレルギー・・蕁麻疹が出来たり、血圧の降下、呼吸不全になる事があります。
アナフィラキシーショックを起こす危険もあります。
食べ物や薬でアナフィラキシーショックを起こす事が知られていますが、このアニサキスによるアナフィラキシーショックは薬に次いで第3位だそうです。
白い虫、アニサキスによる食中毒、どういう対策をとったらいい?
◎目で確認・・釣りで魚をとって来て調理する時は特に注意した方がいいでしょう。
ですが見つけ方としては、
アニサキスは1.5cmから3cmもあり、
白い色をしている
白い虫なので、
丁寧に見れば必ず見つけられるものです。
渦のように丸まっていたり、細長く糸のような形状になっている時があります。
◎加熱・・アニサキスは熱に弱いですから、70度以上で加熱したらすぐに死滅します。
◎冷凍・・マイナス20度以下なら24時間で死滅します。
ただし家庭用の冷凍庫はマイナス20度以下にはなりませんので、そういう場合は48時間以上冷凍庫に入れっぱなしにしておくと良いようです。
◎鮮度・・アニサキスはまだ魚が生きているうちは、内臓に寄生しています。
魚の鮮度が落ちると、筋肉の方にアニサキスは移動します。
かなり鮮度がいい場合は生で内臓は食べないようにしましょう。
◎切り方・・アニサキスはちょっとでも傷が付くと死にますので、刺身の場合は出来るだけ薄く切って食べた方が安心です。
よく噛んで食べると良いとも言われています。
※食中毒というと夏を思い浮かべますが、魚の場合は冬から春が旬の時期ですから、冬にも注意した方がいいですね。
アニサキスによる食中毒、スーパーのものなら大丈夫?
カツオのたたきをスーパーで買う人は結構いると思いますが、
この鰹のたたきは、スーパーのものだからアニサキスは大丈夫、
とむやみに安心しない方がいいかもしれません。
スーパーのカツオのたたき
イオンの食品売り場で刺身を買った客が、アニサキスによる食中毒になった事が報じられた事があります。
ですがスーパー側でも営業停止になりますから、万全の対策は取っているはずなのです。
とは言え、スーパーで刺身やカツオのタタキを買う場合等、どんなことに注意すると安心なのでしょうか。
鰹の刺身では、
アニサキスは冷凍すると死んでしまうので、
解凍かつお
冷凍のものかあるいは「解凍」と書いてあるものを選ぶとまず大丈夫です。
「加熱用」と書いてあるのに、刺身として食べるなんて事は絶対にしないでください。
又、短冊(塊)で売られているものより、食べやすい大きさに切ってあるものの方が安心です。
店の人が切っている段階でアニサキスに気づく筈だからです。
もし短冊を買ってきたら、切る時には白い糸のようなものがないかどうか、丁寧に見ながら切りましょう。
アニサキス以外にカツオにいる寄生虫とは?
実はカツオにいるのはテンタクリアという寄生虫が付いています。
このかつおの寄生虫、
形としては白い米粒のような感じで、カツオやサバの内臓や筋肉に当たり前のように付いています。
赤みの所に白い米粒のようなものを発見すると、「なに、これ!」と思いますが、アニサキスのように危険なものではありません。
人間に寄生することはありませんから、知らずに食べてしまっても全く人体に害はありません。
また、テンタクリアは冷凍すると死滅し、その後は透明になってしまうので目には見えません。
一方、近海ものは水揚げされたら冷凍せずにすぐに店頭に並びますので、近海ものを購入した時にはテンタクリアが付いている可能性が高いです。
という事は、テンタクリアが付いている=近海もので新鮮と言えるかもしれません。