むちうちはレントゲン?嘘はバレる?見抜く?交通事故、首が痛い,軽い、腰が痛い、軽い追突事故
むちうちは、交通事故や転倒などで首に強い力が加わることで痛みが生じることを言います。
むちうちとは、強い衝撃により頭が揺さぶられることで首に負担がかかり痛みや不調が出ます。
正式名称は「頸椎捻挫」や「外傷性頸部症候群」と呼ばれ、主に交通事故、追突やスポーツ時の衝突などで
起こります。
むちうちになった場合、詳しい原因が何なのか処置方法はどうすればいいのか分からないと思います。
そこで今回は
・むち打ちの原因。症状が出るまで。
・むちうちの症状
・むち打ちの検査と治し方
・よくある質問。何科?整形外科?嘘は?見抜く?バレる?など。
・何日後にでる症状も。後遺症も。
について紹介します。
むち打ちの原因。症状が出るまで。
むちうちの原因は何なのでしょうか。ここでは、むちうちの原因について紹介します。
むちうちは首に強い力が掛かった時、首の周辺の筋肉や首周囲にある靭帯に一時的に強い負荷がかかることが
原因です。例えば交通事故や転倒などで首に強い力が掛かった場合です。
首に衝撃を受けた後に、症状が出るまで2~3日掛かることがあります。
交通事故などで首に衝撃を受けた場合は、症状が出なくても直ぐに検査を受けるようにしましょう。
軽い追突事故であっても検査を受けるようにしましょう。
むちうちの症状
むちうちとは、どのような症状なのでしょうか。
1.症状について
症状については次の通りです。
・首の痛み
・肩こり
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・腕や手にかけてのしびれ
・背中の痛み
・腰の痛み
・不眠
・倦怠感
この様にムチウチの症状は、不調が出る部位が首周りだけでなく様々な箇所に出ます。
また、症状には個人差があります。
2.むちうちの種類
むちうちの代表的な症状は、上記の様な症状ですが、損傷部位と症状を分類すると
次の4つの分けられます。
①頸椎捻挫型
頸椎捻挫型とは、頸椎を支える人体や筋肉の損傷のことです。
主な症状は、頸椎部の痛みや頭痛などが挙げられます。
②バレリュー症候群
バレリュー症候群は、交感神経と副交感神経からなる「自律神経の損傷」です。
主な症状は、頭痛やめまい、吐き気や耳鳴りなどの症状が現れやすいです。
③神経根症状型
神経根症状型は、「脊髄神経根の損傷」です。
主な症状は、しびれや知覚障害、力が入りにくいなどの症状が現れやすいです。
④脊髄症状型
脊髄症状型は、「頸椎中の脊髄、またはそこから伸びている神経枝の損傷」です。
主な症状は、損傷した脊髄の神経が支配する範囲の痛みや痺れ、知覚障害や力が入りにくいなどの症状が
現れやすいです。
むちうちだと思ったら、早めに病院で診察してもらいましょう。
むち打ちの検査と治し方
むち打ちになったら、後遺症などが出る前に早めに病院で検査をしてもらいましょう。
ここでは、むちうちの検査内容やレントゲンでわかること、治し方などを紹介します。
1.検査内容
検査の前に診察を行います。診察では部位の症状や受傷の程度などで損傷の程度を確認します。
検査では
・レントゲン写真検査
・MRI検査
・CT検査
など画像診断で首の骨の変形の有無や首周辺の軟部組織の損傷などを確認します。
2.治療方法
治療方法は、病院で治療する方法と鍼灸整骨院で治療する方法などが有ります。
①病院で治療する方法
交通事故などのむち打ち程度が酷い場合、整骨院ではなく病院で治療するようにしましょう。
むち打ちの程度はMRIやCT、レントゲンなどで分かります。
主な治療法は
・頸椎や肩へのブロック注射
・リハビリ
・内服薬の投与
※むち打ちの箇所や程度によって異なります。また病院によっても異なります。
②鍼灸整骨院で治療する方法
鍼灸整骨院での治療方法は主に3つあります。
・ハイボルテージ療法
最大150Vの電圧をかけ、筋肉の深い部分まで届き、筋肉の緊張を緩和してくれる治療法です。
効果が高く、むちうちの痛みを短期間で軽減することが出来ます。電気治療特有のピリピリ感が少ないので、電気治療が苦手な人でも安心して出来ます。
・鍼治療
むち打ちの症状である自律神経のバランスを整え、痛みを緩和することが出来ます。これは、患部に対して体内から刺激し効果を発揮する治療です。
特に表面からでは手が届かない経穴や神経、筋肉に通電刺激をすることで症状の早期改善を図ります。
・全身調整
前進の筋肉とツボを刺激することで筋肉の緊張をやわらげ、症状を軽減し、血液やリンパの流れを
改善します。新陳代謝を活性化させ、自然治癒力を高め、症状の改善や幹部の回復に効果があります。
3.軽いむち打ちの場合
症状が軽いむちうちは、自分で治せると思う人もいると思います。
むち打ちには「急性期」と「慢性期」があり、それぞれ対処法が違います。症状が軽いからといって
自分で治そうとしたり無理すると悪化してしまう可能性があります。
①急性期
首が痛いと感じたり、肩に違和感があるからといってマッサージをしてはいけません。
出来るだけ首を動かさないようにし、回復するのを待ちます。また冷湿布を貼るなどして炎症を抑えるように心がけましょう。コルセットで首を固定することで症状の悪化を防ぐことが出来ます。
②慢性期
マッサージや電気治療を行うと良いです。
病院で治療するより、診療整骨院で治療を受けます。
※軽いむち打ちでも自分で治そうとせず、病院や鍼灸整骨院で治療しましょう。
また、病院で「異常なし」と診断されても何日後かに痛みや症状が出ることがあるので注意が必要です。
よくある質問。何科?整形外科?嘘は?見抜く?バレる?など。
ここでは、よくある質問を紹介します。
①むちうちになったら、何科に受診すればいい?
【回答】
病院で受診する時は「整形外科」で受診します。
整形外科ではレントゲンやMRIなどで骨や血管の状態など検査します。必要な場合は手術を行います。
また、湿布や痛み止め、薬の処方も行っています。
②交通事故後、肩こりがひどい場合は「むち打ち」の可能性がある?
【回答】
交通事故後、肩こりや頭痛など風邪に似たような症状が出ることがあります。
病院で受診するようにしましょう。受診する時の伝え方は、事故の状況や痛みなどの症状を詳しく
医師に伝えましょう。
③交通事故でむちうちと嘘をついたらバレる?
【回答】
むち打ちの症状に一貫性がないと嘘だと疑われる、見抜くケースがあります。
時間が経過して症状が現れることが多く、体のしびれや腕のしびれなど様々です。
疑われないためには病院で検査を受けることで他覚症状があることを証明できます。
医師には交通事故でむち打ちが起きたことを伝え診断書を発行してもらうのも一つの方法です。
何日後にでる症状も。後遺症も。
むち打ちの原因は主に交通事故で起こることが多く、首に一時的な強い衝撃によって起こります。
衝撃があると首周辺の筋肉や首周囲にある靭帯に一時的に強い負荷がかかり、むちうちとなります。
むち打ちになると先程紹介したような症状が起こります。
症状は何日後かに出ることが多く、様々な症状があります。
交通事故に遭遇したら、むちうちの症状が出なくても早めに病院で受診するようにしましょう。
時間が経過してからでは後遺症などの危険性があります。
むち打ちで悩んでいる方は今回の記事を参考にして下さい。
今回は、むちうちの原因や治し方などを紹介しました。