Toeicの持ち物で必要なのは何?用途や選び方など紹介
toeicとは、英語でのコミュニケーション能力を図るためにつくられた、国際的な試験です。
その試験には、必要な持ち物があります。
toeic対策は、試験の問題を解くことばかりに目を向けやすいですが、 toeicに必要な持ち物を揃える事も対策の一つです。では、必要な物は何なのか知りたい人もいると思います。
そこで今回は
・ toeicとはどんなもの?
・ toeic試験の持ち物
・ toeic試験について
・よくある質問
について紹介します。
toeicとはどんなもの?
Toeicとは、どんなのか知らない人もいるともいます。
ここでは、 toeicとはどんなものかなどを紹介します。
1. toeicとは
Toeicの読み方は「トーイック」または「トイック」と呼びます。日本では「国際コミュニケーション英語能力テスト」と言われます。
日本では、一般財団法人の国際コミュニケーション協会が運営しており、英語のコミュニケーション能力を判定する世界160か国で実施されている世界共通の基準テストです。
2.テストの種類
テストの種類は大きく分けて3種類あります。
< toeic公開テスト>
個人で申し込んで行う試験で、ネットや申込用紙で申し込みます。
①Listening&ReadingTest(聞く、読む力を測る): toeicLRと呼ばれることもあります。
②Speaking&WritingTests(話す、書く力を測る): toeicSWと呼ばれることもあります。
※「公式認定証」が貰えるのは公開テストだけです。
< toeicIPテスト>
大学や企業側が主催者になってトーイックの団体受験を手軽に受けられる試験です。学校や企業が10名以上集まれば試験を実施することが出来ます。
テスト内容は Listening&ReadingTest(聞く、読む力を測る)しか実施されません。
< toeicBRIDGEテスト>
英語初心者に向けられた toeicテストです。基礎的な内容が出題されるので、英語初心者にはオススメです。
① Bridge Listening&ReadingTest(聞く、読む力を測る)
② BridgeSpeaking&WritingTests (話す、書く力を測る)
「toeic公開テスト」「 toeicIPテスト」「 toeicBRIDGEテスト」の違いは、テスト内容と「toeic公開テスト」以外は公式認定証が貰えないことです。受験する時は、自分に合った試験を受験しましょう。
toeic試験の持ち物
Toeic試験で必要な持ち物や便利な持ち物があります。
ここでは、その持ち物を紹介します。
<toeic試験に必要な持ち物>
①受験票
受験票は、 toeic試験当日の2週間前に郵送されます。受験票に証明写真を貼付けて試験当日必ず持参しましょう。受験票がないと試験を受けることが出来ません。
②証明写真
証明写真は受験票に貼り付けるために必要です。
証明写真の規定は次の通りです。
・サイズ:縦4㎝×横3㎝
・撮影後6か月以内のもの
・フチなし
・正面を向いた本人の顔がはっきりと見える
・本人のみが写っている事
・上半身は無帽で、頭部全体が写っている事
・人物の後ろには何も写っていないこと(背景が白または薄い色)
公式認定証に載る写真しても使用されます。
③写真付き本人確認書類
写真付き本人確認書類として有効な物は次の8つです。
・国内発行の運転免許証
・国内発行の学生証
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・パスポート
・住民基本台帳カード
・特別永住者証明書
・在留カード
・外国人登録証明書
④筆記用具
・シャープペンシル
Toeic試験では、HBの鉛筆やシャープペンシルは認められていますが、ボールペンは認められていません。
鉛筆でも良いですが、鉛筆の場合は試験中に芯が折れてしまうと時間のロスになるので、シャープペンシルを使う事をおすすめします。
・消しゴム
Toeic試験はマークシート方式なので、それに特化した消しゴムを使いましょう。
例えば、出来るだけ小さく角がとがっているものが良いでしょう。その理由は、確実に消したいマークだけを消すためです。消しゴムが大きかったり角が丸いと、消すときに他のマークまで消してしまう恐れがあるからです。
⑤腕時計
腕時計は、時間配分通りに問題を解くために使用することが多いです。
携帯電話やストップウォッチなどは、カンニングにつながる可能性があるので認められていません。
※試験中は時間のアナウンスがないので時間は自分で確認する必要があります。
①軽食
空腹状態では試験に集中できません。試験前に軽食を食べることで集中して試験に挑むことが出来ます。
例えば、ラムネやチョコレートなどで糖分を摂取する方法は有名です。
②飲み物
試験当日は、試験が終わるまで半日近くかかり、試験時間も120分と長いので喉が渇いてしまいます。
試験前に飲み物を少し飲むのがオススメです。
※試験中はトイレに行けないので飲みすぎには注意が必要です。
③イヤホン
イヤホンは、試験開始前に「リスニングの復習」として使用します。試験会場には大勢の受験者がいるので大音量でリスニングは出来ません。会場に向かう時の電車の中などでもリスニング対策が出来るので便利です。
【試験会場に持ち込み禁止な物】
バッグや財布などの私物は、テスト中は監督に預けないといけません。その他の持ち込み禁止な物は次の通りです。
・スマートフォンやタブレット、スマートウォッチ
・コンピューター
・電卓
・電子時計
などの電子機器は 、カンニングの可能性があるのでtoeic試験で禁止されています。
上記のことを参考に、試験当日までに用意するものを確認して準備しましょう。
toeic試験について
Toeic試験について紹介します。
1.申し込み
申し込みはwebサイトで簡単にできます。トーイック申し込みサイトにログインして、案内通りに入力すれば簡単にできます。
<申し込みに必要なもの>
申し込みに必要な物は、webサイトで行う場合は、受験料引き落としの銀行口座又はクレジットカード(番号入力のため)が必要となります。受験料の支払い方法の入力が完了して「申し込み完了」となります。
2.試験内容
どんなテストなのか気になる人もいると思います。試験内容は次の通りです。
リスニングセクション(約45分:100問) 会話やナレーションを聞いて設問に回答 |
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part1 |
写真描写問題:6問 1枚の写真について4つの短い説明文が「1度だけ」放送され、説明文は印刷されていません。 4つの中で写真を最も的確に描いているものを選択する |
Part2 |
応答問題:25問 1つの質問又は文章とそれに対する3つの答えが「1度だけ」放送され、説明文は印刷されていません。設問に対して最もふさわしいものを選択する |
part3 |
会話問題:39問 2人股は3人の会話が「1度だけ」放送され、説明文は印刷されていません。 会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と回答を読み、4つの答えの中から最もふさわしいものを選択する |
part4 |
説明文問題:30問 アナウンスやナレーションの様なミニトークが「1度だけ」放送され、説明文は印刷されていません。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と回答を読み、4つの答えの中から最もふさわしいものを選択する |
リーディングセクション(約75分:100問) 印刷された問題を読んで設問に回答 |
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part5 |
短文穴埋め問題:30問 不完全な文章を、4つの答えの中から選択し文章を完成させる |
Part6 |
長文穴埋め問題:16問 不完全な文章を、4つの答えの中から選択し文章を完成させる |
part7 |
・1つの文章:29問 ・複数の文章:25問 色々な文章が印刷されており、設問を読んで4つの答えの中から最もふさわしいものを選択する |
3. toeic試験は何点必要? 就活にtoeicは必要か?
toeic試験には「合格点はない」です。また職種によっては toeicは必要となります。
試験で獲得した点数が就活でアピールできます。最低でも990点満点中「600点以上」が必要です。
英語を使う仕事なら「700点以上」が必要となります。
業務上英語が必要となる職種は次の通りです。
・パイロット(客室乗務員も含む)
・ツアーコンダクター
・海外投資部門等の海外企業と取引する職種
・海外取引のある法務
・ホテルの受付
・メーカの管理や技術職
などです。これらに就活する時は、 toeicの点数がアピールポイントとなります。高い点数ほどアピールとなるので toeicを受験される場合は、高得点を目指して頑張ってみて下さい。
4.受験費用
toeic どの試験を受験しても「7,810円(税込)」です。
割引制度があり、申し込み後の半年後から3か月間に実施お公開テストのうち1回が「割引価格7,150円(税込)」で申し込めます。繰り返し受験される方にはお得となっています。
※一度納入した受験料は返金できないので注意してください。
よくある質問
ここでは、よくある質問を紹介します。
①バンコクで 必要な英語力はどのくらい?
【回答】
現地の企業で働く場合、「大卒レベル」の英語力が必要とされます。toeicで言えば「750点~800点」くらいあれば良いと言われています。
ちなみにアメリカで現地の企業に働く場合「850点以上」が必要とされています。
②なぜtoeicは満点が990点なのか?
【回答】
Toeicの採点方法は加点方法ではなく、「複雑な統計を使って点数を出している」からです。点数の範囲を10点~990点として統計を使って点数を算出します。
統計を使って点数を算出する理由は「試験ごとの難易度によってスコアを変動させない為」です。
試験ごとに難易度が変わるケースがあり、いつ受験しても実力通りのスコアが取れるように統計を使った計算方法が使われています。
※残念ながら、 toeicの統計を使った計算方法は公開されていないので分からないのが現状です。
③テストでの持参物は何が必要?
【回答】
主に必要な物は
・受験票(証明写真を貼り付けたもの)
・筆記用具(HBの鉛筆またはシャーペン、ボールペン不可)
・写真付き本人確認書類(運転免許証や学生証など)
などです。この他に消しゴムや腕時計があると良いでしょう。
試験会場では持ち込めるものが決まっています。基本的に上記の物は持込出来ますが、財布などの貴重品は試験監督に預けますが、スマホやスマートウォッチなどの電子機器類などはカンニングの可能性があるので持ち込むことが出来ないので注意しましょう。
④英語のコミュニケーション能力を判定するのは、トーイックだけなの?
【回答】
判定するのは「トーイック」と「アイエルツ(IELTS)」があります。
これらの違いは
・トーイック:ビジネスや日常生活におけるコミにケーション能力を測る試験
・アイエルツ:海外移住や海外留学に通う時に求められる英語力を測る試験
試験内容や点数の表記など違いがあります。目的に合わせて受験してみましょう。
目的について次の通りです。
・トーイック:就職や転職るる場合
・アイエルツ:留学や海外移住する場合
参考にしてみて下さい。
⑤ toeicは、なぜ必要なの?
【回答】
簡単に言えば「進路選択」や「仕事」で有利になるからです。
トーイックを受験しなくても、仕事において問題ないですが、海外勤務を希望しても出来ないケースがあります。 toeicで好スコアを獲得していれば、海外勤務などの業務上英語が必要となる職場への就職や勤務が有利になります。また海外移住や留学にも有利になるケースがあります。
どのテストが必要なのかは「 toeic公開テスト」で、 toeicLRと toeicSWの2種類を受験すると良いでしょう。
公開テスト以外は公式認定証ないので注意しましょう。
まとめ
今回は、
toeicついて紹介しました。中でも持ち物について詳しく紹介しました。
持ち物については先程紹介したように、受験票を始め筆記用具や本人確認書類などを忘れずに持って行くようにしましょう。また逆に試験会場に持ち込めないものも紹介しています。
受験前は、今回の記事を参考に前もって準備をすると良いでしょう。
持ち物の他に「試験について」も紹介しているので、こちらも参考にしてみて下さい。